上野製作所

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UENOプロダクトレポート

Vol.17 OEM製品への取り組み

新しい製品を生み出す楽しみ

 上野製作所はいくつかの顔を持っています。ステンレス加工技術を軸として、板金加工全般、総合厨房設備、厨房ステンレス加工、給食用配膳台メーカーなどです。それらに加えて、今、大きなニーズが寄せられているのがOEM加工部門です。OEMとはOriginal Equipment Manufacturerの略で、お客様のオーダーに沿って、お客様のオリジナルブランド製品の製作を行うことです。大型の機械のパーツの一部を作ったり、厨房の使い勝手を良くするための造作加工等と異なるのは、サイズの大小にかかわらず、完成された製品そのものを生み出すという点です。OEMということでよく知られているのは大手スーパーマーケットなどで販売されている食品や衣類などの独自ブランド製品ではないでしょうか。独自ブランド製品といってもすべてを自社で製作している例は少なく、発注元は専門知識を持ったメーカーに仕様を指示して製作を依頼し、自社のブランド製品とします。

 上野製作所として生み出してきたオリジナル製品も多数あり、これまでの完成品の一例としては、食器消毒保管庫、ガステーブル、強化磁器食器用運搬車、学校給食用配膳台などがあります。板金加工品は一見シンプルな構造のものが多く、製品の良し悪しの違いがわかりにくいジャンルと言ってよいかもしれません。しかし、ステンレス加工のプロとして積み上げてきた経験と知識、技術は、安全性、操作性、耐久性など、製品として一番大切な部分で活かされます。切る、削る、穴を開ける、磨く、などシンプルな工程にこそ技術力が表現されます。OEMは一般的にお客様の図面や指示書が元になるのですが、それだけでは解決できない部分にはこれまでのノウハウを用いて独自のご提案をすることもあります。

 ステンレスの性質を生かした新たな製品作りや、いまある「モノ」をステンレスで作ってみたら?など、開発のヒントは限りなく存在しています。新しいアイデアを実現させたい!、他では難しいと断られた・・・など、上野製作所のノウハウを使って、オリジナルの製品を生み出したいといったご希望、ご相談は大歓迎です。どんなことでもお気軽にお問合せください。自社工場では各種設備が揃った状態で常に技術の研究に努めています。OEMと似た部分ではODM(オリジナルデザインの立案からの製作)での製作も承っています。これはアイデアはあるが、図面や細部の知識がない方に向いているサービスです。そのような共同開発製品のニーズも広がりつつあります。OEM、ODMサービスによって、上野製作所の技術と別ジャンルのアイデアがミックスされた、これからの新たな製品の誕生を楽しみに取り組んでいます。

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